2011年3月6日日曜日

久々のパニック



『久々のパニック』

3月4日 雪。
この間までの、ようやく春の温かさが感じられる日々は何だったのだろうか。
ちらちら舞う雪から、うっすら屋根や道に雪が積もる本降りになった今日。

ありがたいことに、久々にたくさんのお客さまがご来店。
そして、久々にパニックになるサチコ。

それは、開店前から気配はあった。

ハルちゃん : 「あ、チョコレート持ってくるの忘れた」
サチコ    : (後でチョコレートあたるんだ~、ウシシッ
          ・・・心の中で喜んでいると・・・)
         「あれ?今、何かしなくちゃって思い出したんだけど・・・
          なんだったっけ?あれ?あれ?」
ハルちゃん : 「どうしたが~?」
サチコ    : 「何かせんなんって思ってたんだけどぉ・・・忘れた」
二人して   : 「(いつものことだけど)ダメやねぇ~。ハハハッ~」

開店して間もなく、スラッとしたスタイルにサラッと素敵に服を着こなす
Hさんがご来店。
メニューを取り出し、何かを思い出した。

サチコ    : 「あ!思い出した。メニューにスペシャルドリンクを書くの
          忘れてたんだった。
          さっき、ハルちゃんが”チョコレート忘れた”って言ったので
          思い出したんだった!」
           (なぜ、”チョコレート”の言葉で思い出したかは謎である)
ハルちゃん : 「”チョコレート”?
          さっき”おちょこを持ってくるの忘れた”って言ったんだよ」
サチコ    : 「・・・・・・、チョコレートあたるのかと思ってた・・・・(ガックシ)」

聞き間違いが多いことは認める。

そこから先は、スロースタートな二人には怒涛の時間が始まる。
ハルちゃん、作る作る作る。
ハルちゃん母、洗う洗う洗う。
サチコ、出す出す ・・・ ・・・。

サチコ    : (次は何しないといけないんだっけ?
           何しないといけないんだっけ?)
サチコ、考える、考える ・・・ ・・・。

「・・・。・・・ん。さっちゃん!」

サチコ    : 「はっ!」
ハルちゃん : 「返事ないと思ってたら、久々にフリーズしてたよ」

頭がまわらなくなることがある・・・ことも認める。

”春水満四澤(しゅんすいしたくにみつ)” 、植物たちが芽吹き、生き物たちが
動き出す。
春の陽気に人も動き出し始める。
私の頭も・・・そろそろ・・・動き始めなくては・・・。