2012年9月17日月曜日

つまらない人生ですが…

『つまらない人生ですが…』

ハルちゃんが、知り合いのおじさんから漆器のお皿やそばちょこなどご膳に使う
食器を仕入れてきた。
お店のランチに大切に使わせていただきます。

食器を取り出した後、木箱を片付けようとした…
 ゴトンッ!
と木箱の中にサチコの片足が入り、バランスを崩した…
 ガタンッ!
と車の後ろに体を強く打ち
 イタッ!
と声をあげた。

それを見ていたハルちゃんが
 「なんで、そんなところに足入れれるかなぁ~。
  さっちゃんって面白いよね~。
  面白いってよく言われるやろ~。」
サチコが答える
 「そんなこと言われないよ。
  つまらん人生を送ってきました。」
ハルちゃんが笑いながら
 「普通そんなこと言わないよ。
   やっぱり面白いわ~。」

ちょっとしたヘマはよくしますが…。

そんなハルちゃん と サチコ は、
 ほそ~く なが~く ゆるぅ~っと お店を続けよう
と話しています。

棒編みが得意なハルちゃんが、
ハルちゃん: 「私たちが年とって、おばあちゃんになったら
          ”さっちゃん、寒くなってきたねぇ~
           なんか編んであげようかぁ~
           何がいい~?”
         って話してるかなぁ~。」
サチコ  : 「そして、
          ”じゃぁ、ひざ掛けでも編んでもらおうかなぁ~”
        って答えてるんかなぁ~。」
ハルちゃん: 「そうならいいねぇ~。」
サチコ  : 「それで、次の日も同じ会話してたりして~。
         ”さっちゃん、なんか編んであげようかぁ~”
        って。」
ハルちゃん: 「それはコワイね…」

お店に作品を置いてくださってる作家さん や 教室を開いてくださってる先生たち
とも、おばあちゃんになってもつながってたいな。
A.Y.C で出会った方々とも…。